2021.05.31

牡蠣の栄養について

こんにちは。本日は牡蠣の栄養についてご紹介させて頂きます。

牡蠣は通称”海のミルク”と言われるほど濃厚でクリーミーな食材です。

牡蠣の有名な栄養として代表的なものは亜鉛です。全食材で最も亜鉛を含んでいるのが牡蠣になります。2位は豚レバーですが、牡蠣は豚レバーの2倍亜鉛を含んでいます。

この亜鉛は非常に多様な働きをしてくれることが分かっています。

<亜鉛の効果>

1,000種類以上の酵素との関わりがあります。かつ分子構造の構成に必要な酵素が約120種類以上といわれています。つまり、亜鉛は身体を構成していく上で重要な栄養素ということです。

酵素というのは簡単にお伝えすると食べた栄養素の分解などに利用されますので、エネルギーを作り出したり、免疫を高めてくれたりと全てのことに関わってくるものです。

またインスリンの感受性にも亜鉛は関わっていますので、糖尿病の改善にも期待されている栄養素です。

亜鉛は世界の人口の3分の1が亜鉛不足と言われています。

亜鉛はセックスミネラルといわれるぐらい精子の機能を高める効果があります。そのため、摂取不足になると不妊の危険因子にも繋がると指摘されています。

スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)といってウイルスや細菌などが入ってきたときの免疫システムを働かせるために重要なのが亜鉛になります。免疫力を高めるためには亜鉛が必要になってきます。

<なぜ牡蠣は多くのミネラルを含んでいるのか?>

貝類には海水を多量に吸い込む習性があり、海水のミネラルバランスを保ってるといわれています。1日に300~400ℓの有毒なものから無害のものを吸い込んで選別してくれています。結果、プランクトンの異常発生を防ぎ、ヘドロや酸素減少の防止に繋がっています。これにより生き物が生きていきやすい環境を作り出してくれています。

牡蠣自身は有害なものも吸い込むため、それを浄化するために亜鉛が活性化すると言われています。牡蠣以外の貝類にも亜鉛は多く含まれています。

メタロチオネインというデトックスたんぱく質は亜鉛が活発化することによって身体の中で有効的に働いてくれます。

また、牡蠣は汽水域といって海と川の間に多く存在し、汽水域では海水の塩分濃度の変化が頻繁に変わりますので、結果として浸透圧が非常に変化します。その変化に耐えるためタウリンが多く作られていきます。そのため、牡蠣にはタウリンも多く含んでいます。

<牡蠣の選び方>

スーパーなどで売っている牡蠣は生食用と加熱用で販売していますが、鮮度の差で分けている訳ではありません。この分け方は育った海域の差で分けられています。

加熱用のものは沿岸よりのもので川に近いものになります。つまり山や河川の栄養分やプランクトンを多く含むのですが、その分ウイルスなども多いため加熱処理が必須になってきます。

加熱用のものの方が栄養は高いと思いますが、ウイルスなども多いため、加熱処理をして食べる分には問題ないのではないかと思います。

是非牡蠣の摂取も増やしてみてください。