2021.06.03

味噌の効果について

こんにちは。本日は味噌の効果についてご紹介させて頂きます。

味噌は日本を代表する食品の1つです。前回納豆の栄養でお伝えした発酵性大豆の1つでもあります。

味噌の健康的効果は非常に素晴らしいため、皆さん知っておいて損はないのではないかと思います。

<味噌の効果>

味噌には抗放射線作用があるといわれています。

味噌を与えたマウスへX線放射したところ小腸の腺窩(絨毛の下にある組織、細胞増殖が激しい)の再生が増加したという研究があります。

本来小腸の腺窩は細胞増殖が激しいのですが、放射線を浴びると増加が止まってしまうといわれています。増殖が止まると下痢になったり、消化不良を起こしてしまいます。

しかし、味噌を混ぜたエサを与えると増殖が止まることなく、再生が増していったという研究結果があります。

人間も細胞でできているため、細胞が入れ替わらなくなると古いものが溜まっていってしまい、身体にとって害になってしまいます。それを防ぐ効果が期待できるものとして味噌が挙げられるのではないかと考えられます。

2つ目の効果として有名なのは長寿になるという効果です。

一定量の味噌を摂り続けると寿命が延びるといわれたりします。

理由として、メラノイジンの作用が関係しているのではないかと考えられています。

メラノイジンとはメイラード反応によって味噌でも赤味噌や白味噌は時間が経つにつれて茶色くなっている状態です。これは終末糖化産物(AGEs)といってこれ以上分解できない状態になっています。例えば、パンを焼くと焦げ目がつきますが、あれも終末糖化産物となって人にとっては老けの要因にも繋がります。しかし、味噌の終末糖化産物はそれとは違って身体に悪いものではありません。メライノジンは腸内の善玉の乳酸菌を増やす効果がありますし、この作用によってか便の滞留時間を短くする効果も言われています。下剤などと違って食べ物によって腸内環境を整えてくれる効果というのは固い便に対しては柔らかく、柔らかい便に対しては適度に固くしてくれます。

他の効果として乳がんのリスク予防にも繋がることが分かっています。味噌汁を1日3杯飲むと1日1杯以下よりも効果があったという研究もあります。

胃がんや肺がん、前立腺がん、大腸がん、肝臓がんにも効果があります。いわゆるがん細胞の増殖を抑えてくれる食材となっています。

また、コレステロール値の低下や血圧のコントロールという効果もあります。

大豆本来にもこういったコレステロールや血圧に対する効果はあるのですが、大豆と味噌(同じ量の大豆を使用したもの)で比べた時にやはり味噌の方が効果が高いという研究もあります。また、味噌の中でも長期醗酵をさせるとこれらの効果は高くなります。

<栄養素>

・大豆たんぱく質

・イソフラボン・・・女性ホルモンに似た効果。しかし、その効果が出るのは1/3~1/2の人だけといわれています。生理前などの女性ホルモンが少なくなるタイミングで摂ることがオススメです。

・大豆レシチン・・・アンチエイジング効果

・サポニン・・・過酸化脂質予防をし、アンチエイジングに繋がります。

・リノール酸・・・メラニン合成抑制をしてくれるため、シミなどの予防に繋がります。

・カルシウム・・・大豆はマグネシウムも含まれているため、カルシウムとマグネシウムの比率が牛乳などよりもはるかに良いため、骨粗鬆症の助長の心配もありません。

・食物繊維・・・特に大腸の腸内環境を整えてくれます。

味噌にはあらゆる効果があります。是非味噌汁でも何かに付けて食べるでも構いませんので、摂取してみてください。

補足として煮沸しすぎると味噌の酵素が死んでしまいますので、70度ぐらい冷ましてから味噌を溶くことがオススメです。